別館 セブンスボイス

主にaskaブログ拝読用に設置したブログです。メインはアメブロ セブンスボイスになります。

きっかけ

先月、福岡を訪れた。

思い立ち、南区の方へ向かう。

ある場所で降りて、ふと思い出した。

コンビニエンスストア

中華料理店

どうやら遥か昔、この場所へ来たことがあるらしい。

歩くうち、更に思い出す。

かつて、GIDの当事者活動をしていた頃

そんな活動をするならば

多少気合いを入れて頑張る必要がある

のような流れで

福岡の西鉄バスの乗降客調査のようなものを

大阪からの車中泊送迎のようなもので

体力的にかなり無理をして勤務したことがあるらしい。

その流れで、当時仲良くしていた友人が

福岡へ向かうなら

自分も福岡にちょうど思っていて

行かなければいけないと思っている場所があるから

と、福岡へ向かうことになり

現地で落ちあったようなのだ。

それが、

そのコンビニエンスストア

中華料理店のある場所らしい。

自分の中になんとなく残っていた場所だったのだろう。

その帰り、

バスは福岡近郊のある駅前を通る。

なぜか見覚えがあるのだ。

更に思い出した。

2012年、HKTの劇場公演を観に

私は福岡を訪れている。

大阪からのフェリーで北九州へ着いたのだが

何しろフェリーとは、早朝に到着する。

で、劇場公演とは、夕方から始まる。

予算などそんなにないのだから

夕方の時間を持て余す。

そんな流れで、

あまりお金がかからず

時間を調整できる

バス小旅行のような近隣散策を組み込んだのだ。

その帰りのバスが

その駅前を通ったのである。

同じ景色を四年半後に見れば

見覚えがあるのは当然なわけだ。

そこまでは良かった。

その時に浮かんだ風景を思い出して

私は固まった。

HKTを観にいっているわけだから

当然頭の中には、AKBグループのことがぐるぐる回っている。

そんなぐるぐる回る中で

フェリーで良く眠れなかったぐるぐる回る感触が重なって

あるグループが浮かんだのである。

そう。

ぐるぐるカーテンだ。

乃木坂46

色々頭の中でその時考えた。

なぜ、乃木坂のことがそんなに浮かぶのだろう。

単に、ぐるぐる頭が回るだけの関連性としては浮かびすぎる。

良く読みとってみた。

どうやら、乃木坂の歌が福岡で流行しているようなのである。

私は、持っていた携帯で

乃木坂と福岡の関連性を調べた。

だが、どうやら乃木坂は福岡では

握手会すらやっていないわけで

どう考えても

そんなグループの歌が福岡で流行しているとは思えなかった。

更に読み取る。

衝撃的な風景が広がった。

今、ではないのである。

まだ、2012年の世界には

その歌がないのだ。

頭の中に浮かんだフレーズは

生きよう。

そんなフレーズが入っている歌は

知る限りでも

調べた限りでも

2012年段階の乃木坂46には存在しない。

どうやら、後の福岡が

未来を見て生きようとする人々にあふれ

そうした流れで

生きよう、と歌うその歌と共鳴するらしいのである。

私は更に読み取ってみた。

それが、

いつなのか。

読み取れなかった。

ただ、一つだけ。

その歌の前に

前兆のように

乃木坂に似たような歌が現れる。

そこだけが読み取れた。

余りに驚き

バスの中で、

いつか、乃木坂がこの街にあふれることになるのか

そんな独り言を言ってみる。

もちろん、周りの福岡の人々は

何も知らない。

バスは小さな川に架かる

小さな橋を渡った。

その橋を、福岡の人々が渡っていくイメージが

はっきりと見えた。

それが、今ではないことも

そこまで近い未来でないことも

見えた。

ならば、自分は

大阪に帰ってから

その未来に合わせて

自分の課題をクリアすればいい。

私の課題とは

つまりは、ギャンブルにあるのだから

そこをクリアすることだ。

果たして間に合うのだろうか。

間に合う気がした。

そこまで近い未来でないのなら

間に合う気がした。

そして

2017年。

ギャンブルの課題をクリアした

自分が、

同じように、福岡のバスに乗っている。

クリアしたからこそ

福岡のバスに乗っていられるわけだ。

まだ、福岡では

その歌が流行している気配はない。

間に合ったのである。

未来へ向かって生きようとする

人々に。